2024年1月17日 - すべて
― 理想と現実を整理するために ―
住宅展示場を訪れるデメリットもありますが、それを理解したうえで活用すれば、新築計画にとって非常に有効な場所になります。
大切なのは、「契約する場所」ではなく、「比較し、考えるための場所」として使うことです。
最大のメリットは、実際の建物を体感できる点です。
図面や写真では分かりにくい部屋の広さ、天井高、動線、視線の抜け方などを五感で確認できます。
これは、家づくりの“基準”をつくるうえで欠かせない経験です。
また、複数のハウスメーカーや工務店の考え方を一度に知ることができるのも大きな利点です。
デザインの方向性、間取りの組み立て方、設備や性能への考え方は会社ごとに大きく異なります。
展示場は、それらを横並びで比較できる数少ない場でもあります。
建材や住宅設備を実物で確認できる点も見逃せません。
フローリングの質感、建具の重さ、キッチンや浴室の使い勝手は、実際に触れて初めて違いが分かります。
これはカタログだけでは得られない情報です。
さらに、「どこにお金がかかっているのか」を知ることで、費用感の整理にもつながります。
住宅展示場は答えを出す場所ではありません。理想と現実の差を知り、自分たちの優先順位を明確にするための“比較の場”として使うことで、その価値は大きく高まります。
