© 2025 ティーズオールワークス All Rights Reserved.

【2026年度】建売住宅VS高気密・高断熱住宅

2026年1月31日 - すべて

― 安い家(ローコスト住宅)が、お得とは限らない理由 ―

家づくりのご相談で、今も変わらず多い質問があります。
「建売住宅と高気密・高断熱の注文住宅、結局どちらがお得ですか?」
この問いに対して、多くの方が最初に見るのが“価格”と“坪単価”です。

群馬県では、土地から購入するケースが多く、総予算の制約から建売住宅が選ばれやすい傾向があります。

坪単価で見れば、建売住宅は50万円前後、高性能住宅は80〜100万円前後。

数字だけを見ると、建売の方が圧倒的に「お得」に見えるのも無理はありません。

しかし、ここで大事なのは、「お得=安い」「坪単価が低い=正解」ではないということです。
坪単価とは、あくまで建物本体価格を延床面積で割った“目安の数字”であり、家の中身を正確に表すものではありません。

実際には、断熱材の種類や厚み、窓の性能、換気方式、空調計画、造作や設備の考え方など、会社ごとに含まれている内容は大きく異なります。

同じ坪80万円でも、性能に使われているお金と、見た目に使われているお金では、住み始めてからの評価はまったく変わってきます。

高気密・高断熱住宅は、確かに初期コストは上がります。

しかしその差は、住み始めてから毎月確実に効いてくる部分への投資です。

冷暖房効率が良く、光熱費が安定し、室内の温度差が少ない。

これは快適性だけでなく、結露や劣化を抑え、家の寿命を延ばすことにもつながります。

設計者の立場からお伝えしたいのは、家づくりは建てる瞬間の価格ではなく、
住宅ローン+光熱費+将来の修繕まで含めた生涯コストで考えるべきだということです。
坪単価は判断材料の一つにはなりますが、それだけで結論を出すのは危険です。

建売住宅が向いている方もいれば、高性能住宅が向いている方もいます。
大切なのは、自分たちの暮らし方と価値観に合った選択をすることです。

ティーズオールワークスでは、ZEHを最低ラインとし、HEAT20 G3相当も視野に入れながら、「この家で何年、どんな暮らしをしたいのか」まで含めてご提案しています。
坪単価では測れない価値は、住み始めてから必ず表れてきます。

※本記事は考え方を整理するためのコラムです。条件(立地・面積・家族構成・設備)で結果は大きく変わるため、具体検討は個別に試算して判断しましょう。